字幕翻訳以外でもSSTを活用できる! クローズドキャプション(聴覚障害者用字幕)制作
カンバス社の字幕制作ソフトSSTG1は、なかなか値が張る代物です。
クローズドキャプションとは?
せっかく買っても、字幕翻訳の仕事が継続的にもらえなかったらどうしよう?
とSSTの導入に尻込みしてしまう方も多いと思います。
しかし、翻訳以外にもSSTを活用する方法があります。
それが、クローズドキャプション!
いわゆる聴覚障害者向けの字幕です。
私も制作会社時代に、クローズドキャプションを何度か制作したことがあります。
媒体・ジャンルによっていろいろとルールはありますが、基本となるのがスポッティングと聞き起こし。
ドラマなど脚本があるものは、そのデータを使って作業できます(アドリブは聞き起こし)。
しかし、トーク番組や講演などは聞き起こしが結構大変!
耳で聞いている時は流してしまっているのですが、いざ文字にしようとすると聞き取れていないことが多いのですよね。
クローズドキャプション制作の作業単価
以前出ていたカンバス社の求人には、
慣れてくると時給1500円程度とあります。
この程度の作業単価なら、はっきり言って格安の翻訳案件よりずっと割がいいかもしれませんね(笑)。
字幕制作者になるには?
制作会社や翻訳会社が求人を出していたり講座を開いていたりします。
カンバス社では昨年、SST所有者向けの有料講座も実施していました。
ちなみに、
これまで40名強の方々が参加し、約半数の方々に継続してお仕事に
取り組んでいただいております。
とありましたので、翻訳よりはハードルが低そうですね。
恐らく今後も不定期に開催されるかと思います。
まとめ
クローズドキャプション制作は、
語学力に自信はないけど字幕に興味がある
映画やドラマが好き
在宅で働きたい
という方には最適な仕事。
また冒頭にも書きましたが、翻訳の仕事を継続的にもらえずSSTを持て余している方にもお薦めです。
実際に、字幕翻訳者から字幕制作者に転身された方も私は知っています。
本当にうまくいけば、制作者のほうが効率的に働けるかもしれませんね~。
翻訳ほどのプレッシャーはないし、チェックバックもないし、
作業のスケジュールが立てやすい。
(翻訳だと、内容によって作業期間にバラつきがありますので。)
字幕制作者は現在不足しているので、継続的に仕事が獲得できる可能性が高いです。
興味のある方は、制作会社や翻訳会社の求人・講座をチェックしてみてくださいね。