「家内労働者等の必要経費の特例」計算書の書き方
前回、確定申告についての報告をしました。
「家内労働者等の必要経費の特例」計算書の書き方も記事にできれば、と書いておいてしばらく経ちもう確定申告の時期は過ぎてしまいましたが(汗)、来年度のため記録しておこうと思います。
基本的には、計算書に沿って書けば難しいことはないのですが、雑所得、給与所得がある場合は書く欄が多くなるのでちょっと注意が必要です。
記入例は、以下を想定しました。
事業所得 300万円
必要経費 30万円
雑所得 10万円
給与所得 10万円
この計算をする目的は、
・給与所得がある場合は給与所得控除が適用されるためその分を差し引く
・雑所得から差し引いた額を事業所得の経費とする
この2点ですね。
つまり、どの種類の所得があろうと控除額は65万円にならないといけないのです。
⑦⑧の欄については、計算書に書いてある条件に当てはまる方のどちらかに記入すればOK。
そして記入例では最終的に、
事業所得の必要経費 45万円
雑所得の経費 10万円
となりました。
また、この計算書には記載されませんが、もちろん
給与所得控除 10万円
も適用されます。
あと以前記事にも書きましたが、雑所得、給与所得のない方はこの計算書は不要。
また、雑所得・給与所得がある場合も計算書の提出は必須ではないようです。
私自身も、この特例を使っての確定申告は2回目でまだまだ完全に理解できていないかもしれませんが、ご興味のある方は今後のために参考にしていただければと思います。