フリーランスの確定申告 支払調書、添付するの!?
前回の記事に引き続き、確定申告ネタです。
1~2月になると、フリーランスの我々の元には続々と支払調書が
送られてきます。
独立して間もない頃、支払調書は源泉徴収票と同じようなもので、
確定申告書に添付しなければいけないと思っていました。
しかし、確定申告書の添付書類台紙をご覧ください。
支払調書を貼る欄などありません!!
さらに支払調書って、そのままですが「先方が支払った額」しか書かれていないわけです。
こっちは発生主義で帳簿をつけているので、はっきり言って数字が合わない。
(年をまたいだ売上がある場合。)
また、当然ですが海外の会社は支払調書など送ってくれません。
なんだかモヤモヤしてネットで調べたところ、
なんと支払調書は添付義務がないことを知りました。
↓こちらのサイトによると、支払調書は「サービスの一環」とのこと。
支払調書を送るという行為は、もともとは支払った側が支払った相手に対して、「自分たちは1年間分の支払額を集計するのだから、教えてあげた方が便利だろう」という親切心からのサービスの一環として行ったことでした。それが一般化し、慣習となったためではないかと考えられています。
報酬などの支払いを受けたときに、支払った側から送られてくる支払調書は単なる慣習であり、受け取った側が確定申告する際に必要な書類ではありません。
私はこの7~8年ぐらい支払調書は添付せず確定申告していますが、
税務署から何か言われたことはありません。
また、支払調書の数字も参考にする程度で、
私はあまり厳密には確認していません。
先にも述べたように、年をまたいだ売上がある場合は
数字が合わないので見ても意味がないのです。
なら支払調書は何に使うの!?
あえて言うなら、保育園の入園書類ぐらいかな(笑)。
それも特に求められているわけではないのですが、
まああれば、収入の証明になるかなと。。。
(うちはもう入園済みなので不要ですが。)
意外とこのことは、ご存じないフリーランスの方も多いようなので、
記事にしてみました。
あと別件ですが、前回書いた更正の請求について。
過去5年分の申告を訂正できる制度です。
この申請書、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で作成できるんですね~。
それを知らず、平成24年分の更正の請求は手書きで
悪戦苦闘しながら作成してしまいました。。。
平成24年分は、今年の3月15日が提出期限なので、
確定申告書と一緒に提出したのです。
でもまだ平成25年以降分は未提出なので、
「確定申告書等作成コーナー」で作成しようと思います。
少しやってみたら、手書きに比べて100倍くらい楽ちんだった。。。
私の努力って一体。。。
更正の請求についても、また後日結果をご報告したいと思います。
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
- 作者: きたみりゅうじ
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/12/08
- メディア: 単行本
- 購入: 100人 クリック: 1,476回
- この商品を含むブログ (130件) を見る