優良な企業は支払いも早い フリーランスの報酬請求について
我々フリーランスは、仕事を受注・納品したら、請求書を発行して取引先に送付します。
最近では、メールによる請求書がOKだったり独自の請求システムがあったりする会社も出てきましたが、今でも請求書は郵送のところが多数派だと思います。
請求書について
請求書を送付するタイミングは、原則として作品を納品した月の〆日。
〆日は会社によって違いますが、末日や20日〆ということが多いでしょう。
ちゃんとした会社なら発注書を発行したり、
「○日までに送ってください」
と翻訳者に通知してくれることがほとんどですね。
もしそのような知らせがない場合には、月末までには自分から
「請求書を発行したいのですが」
と問い合わせても問題ないと思います。
また、私の場合はすでに付き合いのある会社なら、特に連絡がなくても
〆日までに自分から請求書を送るようにしています。
特に請求書のフォームがない場合には、自分で請求書を作成。
クラウドの請求書作成サービスを利用すると便利です!
支払日について
報酬の支払いは、納品日から60日以内と下請法によって定められています。
下請代金の支払期日は,親事業者が下請事業者の給付の内容について検査をするかどうかを問わず,親事業者が下請事業者の給付を受領した日(役務提供委託の場合は,下請事業者がその委託を受けた役務の提供をした日。次項において同じ。)から起算して,60日の期間内において,かつ,できる限り短い期間内において,定められなければならない。
しかし実際のところ、もっともっと支払いの遅い会社もあります。
私が今まで取引した会社の中で一番遅かったのは、末日〆の「翌々々月5日払い」というもの。
これ、確実に60日超えてますよね~。
ちなみに60日を超えた支払いについては遅延利息を請求することも可能らしいですが、当時はそんなこと全く知らず、「遅いな~」くらいにしか思っていませんでした。
そして、過去にトラブルもあったので支払われるまで冷や冷やものです。
※2018年10月追記
アメリアの求人で、「翌々々月25日払い」という求人を見つけました!
上には上がありますね。。。
最も早かったのは、末日〆の翌月15日払い!
支払いが早いと本当にすがすがしく仕事ができます。
一番平均的なのは、1か月後の支払い(末〆の翌月末払いなど)ですね。
支払い日に入金が確認できない場合には、速やかに問い合わせをしたほうがいいでしょう。
まとめ
以前、翻訳会社の振込手数料のことも記事にしましたが、
翻訳会社は支払い日が遅い会社も少なくないです。
「クライアントからまだ支払いがないから」
というのを理由に挙げる会社もありますが、翻訳者はあくまでも翻訳会社と契約しているわけで、クライアントからの支払い云々は本来関係ないと思うのですよね。
そして翻訳の単価が安い会社ほど、支払いも遅い!
翻訳の単価が高い会社ほど、支払いも早い!
という印象。
フリーランスとしては、支払いに関して不安のない会社と取引していくのが望ましいですね