ドラマ字幕翻訳の掛け持ち、最後の最後でやらかしたミス
前回の記事から約1か月。何とか修羅場を乗り越えました!
ドラマ2シリーズ掛け持ちで数日おきに来る納期にゲッソリしていましたが、
そのうち1つの「シリーズA」が終わり、「シリーズB」のみになったので
落ち着きを取り戻しました。
掛け持ち作業中には、過去に担当したドラシリーズ続編の打診もありました。
続編はなるべく担当したいものですけどね。ただでさえ厳しいスケジュールだったので泣く泣くお断りすることに。
しかもその作品は「シリーズA」より単価が高いんですよ~。
受注できずに残念。。。
今年も、打診を受けたもののスケジュールの都合がつかず、お断りした作品がいくつもありました。
もったいないけど、体は1つだもんな~。
映像翻訳で年収1000万超えるには、来た仕事を一切断らないタフさが必要なのでしょうね。
さて、修羅場真っ只中だった1週間。
私が立てたスケジュールは、
(月)「シリーズA」最終話 スポッティング&翻訳
(火)「シリーズB」#5スポッティング
(水)~(木)「シリーズA」最終話 翻訳&チェック、納品
(金)~(土)「シリーズB」#5翻訳
(月)「シリーズB」#5翻訳&チェック、納品
先に2本のスポッティングを済ませることにして、あとは翻訳に専念するって具合です。
で、「シリーズA」チェックを終えて、
「よし、あとはBの翻訳だけだ~!!」
と気合を入れてファイルを開こうとしましたが。。。
なんと#5(5話目)のファイルがない!!!
なぜか私、#6のスポ取ってるじゃないか~!!!
痛恨のミスでした。。。
というのも、「シリーズA」で私、偶数話を担当していたのですね。
「シリーズB」は全話を担当しているのですが、Aの流れでなぜか#5をすっ飛ばして#6のスポを取ってしまったというわけです。。。
普通、取ってる時に気づくだろ!って話ですよね。
確かに「いつの間に?」という展開があったのですが、基本1話完結ものなので、
「あとから回想シーンとか説明が入るのかしら?」なんてのん気に考えながらスポを取っていました。バカ。。。
ギリギリのスケジュールだったので打ちのめされましたが、休日にしようと思っていた日曜日も半日つぶして、超特急で作業しました。
まあでも、翻訳作業前に気づいてよかった、ってことで。
日本語版制作では、現地でのエピソードナンバーと日本での放送順が異なることがよくあります。
私は担当話を間違えて納品したことは今のところありませんが、ディレクターさんからは、
「話数を間違えて納品される方がいるので、気をつけてください」
なんて言われることもあります。
今回のミスは単なる私のうっかりですけどね。。。
基本ですが、エピソードナンバーを確認して作業しましょうね!(自分への戒め。。。)