フリーランス映像翻訳者の孤独LIFE

映像翻訳者になって早10年。仕事、育児、お金、孤独な引きこもり生活のいろいろ。

半角に悩む

仕事、学習されている方はもちろん、よく字幕で映画をご覧になる方は

ご存じかと思いますが、字幕には句読点は入れません。

 読点は半角スペース、句点は全角スペースを入れることになっています。

「おはよう マイケル」

って具合です。

ちなみに紙に原稿を書くときは半角△、全角■と習いましたが、

今や紙に原稿を書くことなんてないので、ほぼ使うことはないでしょうね。

 

そこで私が毎度悩むのは、呼びかけの名前後のスペースです。

「マイケル」「おはよう」の時。

これ私は学校では全角で習った覚えがあってずっとそのとおりしてきましたが、

 

最近半角もよく見かけるのです。

「マイケル おはよう」なのか、

「マイケル おはよう」なのか?

 

ただ劇場公開の映画、DVDなど見ていると確かに全角が多い!

すなわち大御所は全角派なのではないでしょうか(ミフミ調べ)。

一方動画配信など若手が多く活躍している感じの作品では、半角派が非常に多いです。

もしかすると最近のスクールでは半角で教えているのかもしれませんね(憶測)。

 

また、気になって日本の小説も何冊かパラパラ見てみると、

呼び名のあとは「、」の時もあるし「。」の時もある!

もちろん作家さんにもよりますが、間によって使い分けている可能性もありますね。

 

私は大御所でも若手でもないし、ぶっちゃけ統一できていれば

全角半角どちらでもいいと思っています。

ただシリーズを何人かで分けた場合、全角半角どっちにしよう?

と悩んでしまいます。。。

私一人で全部担当する時は専ら全角なんですけどね。

 

「どっちでもいい」とは書きましたが、全角を推すのに理由はあります。

例えば、「マイケル 知ってる?」だと

相手の名前がマイケルで「マイケル、これ知ってる?」ともとれるし、

「マイケルを知ってる?」ともとれる。

 

「マイケル 知ってる?」なら、

相手の名前がマイケルで「マイケル、これ知ってる?」の一択ですよね。

 

シリーズものを分担して作業する時は、

他の担当者は全角なのか半角なのかちょっと冷や冷やしながらやってます(笑)。