何とかドラマ2シリーズの掛け持ちがほぼ終了! ドラマ字幕翻訳掛け持ちで気をつけたいこと
およそ2か月にわたって続いていたドラマシリーズ2作品の字幕翻訳作業が、ほぼ終了しました。
それほどスケジュールはキツくなかったのですが、次から次へと納品日がやってくるので、常に追われている感じがつらかったです。。。
2シリーズを掛け持ちできた理由
ドラマを担当しながら、単発ものの短尺を請けることなどはよくありますが、今回のように2作品を同時進行というのは私にとって珍しいパターン。
子育て真っ最中で時間の取れないフリーランス主婦ミフミには、ドラマは週1本納品が限界なのです。
なぜ今回掛け持ちできたかというと、1作品は短尺、そしてもう1作品はミニシリーズだったからです。
ミニシリーズとは、明確な定義はありませんが大体4~6エピソードで構成される番組シリーズのこと。
動画配信サービスでは、このミニシリーズのドラマやドキュメンタリー番組などが多くなってきたように思います。
テレビと違って放送枠に縛られないので、尺やエピソード数に幅広いバリエーションがあるのが、動画配信番組の特徴と言えるでしょう。
掛け持ちは、気を抜くと凡ミスが怖い
今回担当した2シリーズは、
犯罪もの「A」と政治絡みのドラマ「B」。
内容的には、「A」は私の得意分野なのでそれほど大変ではなかったのですが、
「B」はなじみのない分野で悪戦苦闘。。。
予想していた以上に調べものに時間がかかってしまいました。
また、「A」はコメディタッチで「B」はシリアスタッチ。
1エピソードごと交互に翻訳していると、「こんな口調でよかったっけ?」と訳が分からなくなってきます。
今回、2シリーズ掛け持ちで困惑したことをまとめておきます。
・クライアントによってスポッティングの取り方が違うため、注意が必要。
・一人称「僕」「俺」「私」はリスト化しているが、相手への呼称「あんた」「お前」「君」「あなた」を忘れやすいので、これもリストを作っておくといい(クライアントによっては呼称リスト提出が必須の場合も)。
・名前の固有名詞リストは必ず作るので問題ないが、会社名・建物名などもリスト化しておかないと表記が揺れる可能性あり。
いや~。気を抜いていたら、ちょいちょい出てきましたよ、凡ミスが。。。
あー、ホント余裕がないとミスが多い。
動画配信系のドラマシリーズ、どんどん来てます
今回掛け持ちした2シリーズは、動画配信サービスの番組。
終わったと思ったら、また立て続けに動画配信のドラマを受注することになりました。
素材の到着が遅れていたので、借りていた本を返却したり子供の薬を薬局に取りに行ったり用足ししてるうちに、
「素材が来ましたー」
とクライアントからメール。
わずか半日ちょっとの自由時間でした。。。
今度もまた新たな分野のドラマなので、気を引き締めて頑張りたいと思います!